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- カナディアンロッキーは入園料がかかるらしい…
- パークパスって何?有料なの?
- パスは「どこで」「どうやって」買えばいいの?
北米では一般的な「自然公園は有料」というシステムは日本ではあまり馴染みがなく、少し戸惑ってしまいます。そう、カナディアンロッキーを訪れるには、利用料を支払う必要があります。
「滞在している日数分の料金を払うだけ」というシンプルなシステムなのですが、見慣れない仕組みのため、旅行計画中にいきなり出てきて「???」となりがちなのが、この入園料「パークパス(Park Pass)」システムです。
この記事では、カナディアンロッキーの自然に魅了され移住までしてしまった私が、「パークパス」の目的や利用料について解説していきます。
パークパスって?
旅行者が多く訪れるカナディアンロッキーの中心エリアは、
- バンフ国立公園
- ジャスパー国立公園
- ヨーホー国立公園
- クートニー国立公園
といった国立公園になっており、国によって様々なルールが定められています。
たくさんあるルールのうちの1つに、パークパス(Park Pass)という入園許可(有料)が必要となります。
この入園料は、旅行者が安全に楽しんでもらえるよう国立公園内の様々なことに使われます。
- 入園料の使い道
- ・トイレなどの施設整備
・ハイキングコースの整備
・野生動物の保護や調査
・遭難時のレスキュー
・ビジターセンターの運営 など
国立公園を訪れるすべての旅行者はパークパスが必要となります。
入園料はどのような移動手段で、何人で、何日いるかによって異なってきます。次の表を参考にしながら、詳しく解説していきます。
なお、国立公園を車で通過するだけの場合はパークパスは不要。
ただし、Icefield Parkway(93号線)とBow Valley Parkway(1A号線)の通過にはパークパスが必要。
ツアー旅行で訪れる方は、ツアー会社にパークパスがツアー料金に含まれているか確認してください。(ほとんどの場合は含まれていますが、含まれていない場合は各自で払う必要があります)
カナダの物流の主要道路であるハイウェイ1号線が国立公園内をはしっているよ
パークパスの種類。どれを買えばいい?
パークパスは、1日券(Day Pass)と年間パス(Discovery Pass)の2種類があります。
滞在日数によってどちらを選ぶか決めましょう。
なお、年間パス(Discovery Pass)はカナディアンロッキー以外の、カナダ全土の国立公園でも利用できます。
1日券(Day Pass)
翌日の4pmまで有効
- 料金
- ・大人(18才以上) $10.50
(65才以上) $9.00
・子供(18才未満) 無料
・家族|グループ $21.00
※家族・グループは、同じ車で移動する7人以内に適応
購入方法
・オンライン Banff and Lake Louise Tourism
・直接購入 国立公園ゲート|ビジターセンター
年間パス(Discovery Pass)
1年間有効
- 料金
- ・大人(18才以上) $72.25
(65才以上) $61.75
・家族|グループ $145.00
※家族・グループは、同じ車で移動する7人以内に適応
購入方法
・オンライン Banff and Lake Louise Tourism
・直接購入 国立公園ゲート|ビジターセンター|カルガリー空港|MECなど
7日以上の滞在であれば年間パスがお得!
大人2人以上だと家族・グループパスがお得!
パークパスはどこで買える?
パークパスは各窓口での直接購入とオンライン購入の2つがあります。
直接購入
国立公園ゲートで購入
マイカーやレンタカーで入園する場合、道路上に入場ゲートが現れるので、ここでパークパスの購入ができます。
入場ゲートはバンフゲート、アイスフィールドパークウェイゲート、ジャスパーゲートがあります。
最も利用者が多いのは、カルガリー方面から来る際に通過するバンフゲートになります。
ドライブスルー形式で、滞在期間と人数を伝え、支払いを済ませるといった簡単な手続きです。
滞在期間が1~6日だと、有効期限が書かれたパークパス(レシート)が発行されるので、車のフロントガラスに外側から見えるよう、内側から貼り付けます。
年間パスもここで購入できます。
一番右側のレーンは通過レーンになっていて、万が一、通り過ぎてしまった(時期によっては閉まっていることもある)り、渋滞を避けたい場合はビジターセンターで購入できます。
バンフゲートは、特に7・8月の週末など大変混雑します。
ビジターセンターで購入
- バスで来た
- 入場ゲートを通り過ぎてしまった
- 入場ゲートの渋滞を避けたかった
という方は公園内にあるビジターセンターでの購入できます。
他に年間パスが買える場所もある
カルガリー空港や、アウトドア用品店のMECなどでも年間パスが購入できます。
オンラインでの購入
オンラインで事前購入しておけば、当日の渋滞や手続きにかかる時間を節約できます。
購入できるのは2つのサイトから
BANFF & LAKE LOUISE TOURISM
1日券、年間パスの両方を買うことができます。
1日券を買った場合、レシートが発行されるのでプリントアウトして車のダッシュボードに見えるようにおいておく必要があります。
車を使わない方は、レシートをスマホに保存しておき、パークレンジャーに聞かれたらいつでも見せれるようにしておいてください。
プリントアウトしないといけないのがちょっと手間…
年間パスは、送料が別途かかり、手元に届くまで1-2週間ほどかかります。
届くまでに使う必要がある時は、1日券と同様にレシートを車のダッシュボードに見えるようにおいておけば大丈夫です。
Parks Canada
年間パスのみ購入可。こちらも送料と2-3週間ほどの待ち時間がかかります。
パスが届いたらバックミラーに取り付けよう!
パークパスを買っても、公園内のすべてのものは「無料」にはならない!
パークパスを買うことで、公園内の利用料すべてが無料になるわけではありません。ホテルやレストラン、ガイドツアーなどほとんどが有料です。
特に以下のサービスは有料なことを見落としがちなので注意してください。
- キャンプ場
- バックカントリーパーミット
- 釣り
- ガイドツアー
- レイクルイーズ駐車場
- シャトルバス
- 州立公園(カナナスキス)
まとめ
- 1~6日以内の滞在だとデイパス
- 2人以上は「家族|グループ」
- 公園ゲートが手軽に買えるが、渋滞に注意
- ビジターセンター、オンラインでも買える
計画段階でパークパスを購入しておけば、旅行中の時間の節約になります。でも当日でも買えるので、この記事を参考に、払い忘れだけはしないようにしましょう(払い忘れると罰金になります)。
パークスカナダのサイトも参考にしてみてください。