[タイヤ選び]1年中使えるAll Weather タイヤ徹底解説!

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[タイヤ選び]1年中使えるAll Weather タイヤ徹底解説!

カナダで手に入る一般的な冬でも使えるタイヤの種類は3つあります。カナダはとても広く住んでいる場所によって環境が異なるため、どのタイプのタイヤがベストなのか迷ってしまします。

  • All Season
  • All Weather
  • Winter 
  1. この中でもAll Weatherタイヤは、All SeasonタイヤとWinterタイヤをかけ合わせた様なタイヤで、年間を通しどのようなコンディションにおいても使える優れたタイヤです。

この記事ではAll Weatherタイヤについて深堀りしていきます。

タイヤ選びのポイント

タイヤ選びでポイントとなるのはタイヤの溝の形状と深さ、それに加えゴムの柔軟性を加味し、特に冬道でも安全に走行できるかが重要になります。

溝の深さと形状

雪がタイヤの溝につまってしまうと、滑りやすくなりグリップ力が落ちます。また、溝が浅い形状だったり、タイヤが摩耗してもグリップ力が落ちてしまいます。

ゴムの柔らかさ

また、ゴムは柔らかければ、その柔軟性で粘り強く地面へグリップしますが、気温が下がるとゴムは固くなりグリップ力が落ちます。

逆に、気温が高い場合は柔らかいゴムは消耗が早くなります。

All Weatherタイヤの性能

All Weatherタイヤには、雪山走行に必要な要件(溝の形状や低音でのゴムの柔軟性)をクリアした証明となる「山雪マーク」が付いています。

山雪マーク
All Seasonタイヤは「M+S」のマークが付いています。これはMud + Snowの略で路面に雪があっても一応使えるが、定められた雪山走行の要件は満たしていません。
Winterタイヤも「山雪マーク」が付いています。

一般的に雪に比べて硬いアスファルトの地面を走ると、タイヤのゴムの消耗が早くなります。日本の北海道や北陸などの雪の多い地域では、冬道=雪の上を走るため、夏タイヤからゴムが柔らかくグリップ力があるスタッドレスタイヤ(カナダのWinterタイヤに相当)に交換します。

それに対し、カナダの雪はとても乾燥しており、交通量が多いハイウェイなどでは風で雪がすぐに飛ばされます。また、道路には融雪剤が大量にまかれるため冬でもアスファルトが見えている道路は意外とたくさんあります。

よってWinterタイヤだとゴムの消耗が早くなってしまいますが、All Weatherタイヤはゴムの消耗が遅く、山雪マークがついているため、雪道でも安全性能は確保されます。

さらに、夏においてもAll WeatherタイヤはAll Seasonタイヤと比べるとゴムの消耗は早くなってしまいますが、次の紹介するメリットと合わせると、季節や気温、路面状況を問わず、1年中使うことができます

All Weatherタイヤのメリット

All Weatherタイヤは1年中履きっぱなしということから、他にも良いメリットがあります。

  • 雪道での安全性をクリア
  • 季節ごとのタイヤ交換が不要
  • 2セット目のタイヤの保管が不要
  • Winterタイヤと比べ長持ち

どんな人にオススメ?

All Weatherタイヤは、こんなドライバーにオススメです。

  • 車の交通量が多い地域に住んでいる。
  • スキーなどで雪山に行くのはシーズンで数回程度。
  • 便利でお得なワンセットのタイヤで対応したい。

わたしはカルガリー在住で、週末にカナディアンロッキーへスキーなどの雪遊びをしますが、All Weatherタイヤで問題ありません。

また、バンクーバーなど冬の気温が比較的温かく、雪もそこまで積もらないエリアに住んでいる場合、All Seasonタイヤでも問題ないといったことを聞きます。

ですが、個人的にはノースバンやウィスラーなどへスキーに行く際は「山雪マーク」が付いているタイヤの方が安心感がありますし、市内でも雪や雨で路面状態が良くないことが多々あるので、All Weatherタイヤがいいかと思います。

All Weatherタイヤの探し方

メーカーやお店によって名前や種類分けが異なるので、店員さんに相談するのが一番いいです。

All Weatherタイヤで山雪マークとM+Sの両方が付いていたりするものもあります。呼び方も”All SeasonのWinter Rated”と呼んでいるお店もあります。

さいごに

今回は万能タイプのAll Weatherタイヤについて解説しました。周辺環境、安全面、コスト面、保管スペースなど総合的に考えてどのタイプのタイヤがベストかを検討する際の参考にしてください。