【体験談】40歳目前でカナダに移住した話

PR

【体験談】40歳目前でカナダに移住した話

20代後半で初めてカナダの地に降り立ち、ワーキングホリデーやカレッジ留学などで何度もカナダと日本を行き来するなかで、

  • 日本での生活はなんか息苦しい
  • 人生一度きりだから後悔したくない
  • 大自然の中でいろいろなアクティビティを楽しみたい

そんなことを日々考えながら、30代後半で家族(妻と一人息子)でカナダ移住を決断した「さたつ」です。

40歳目前で念願のカナダ永住権を取ることができ、今はアルバータ州のカルガリーという都市にて現地企業でフルタイムで働きながら、カナディアンロッキーでロッククライミングと山登りを楽しんでいます。

そんな経験をもとに、このブログでは

  • カナダ移住に興味がある
  • カナダ移住を目指している
  • 充実したカナダ生活を楽しみたい

と思っている人の背中を後押しできるような内容を発信しています。

この記事では、どのようにしてカナダに移住したのかをご紹介させていただきます。

ライフステージの変化と海外志向

これまで、

  • 一度きりの人生でこのままだと後悔してしまうのでは?
  • 自分は何に興味があって、この先何がしたいのか?

といった自問自答をするタイミングが何度かありました。歳を重ね、ライフステージが変わって行く中、海外に住みたいという思いは常にありました。

大学生から社会人

何となく入った大学でバイトやサークルをしながら、何となく過ぎていった学生生活。3年生になり大学院進学?就職?という決断に迫られ、自問自答しました。

特にやりたいことも無かったわたしは「自分探し」と称して1年間休学しオーストラリアへワーホリに行くことを選びます。

この決断をした理由は、小学生のとき2年ほど親の仕事の関係でオーストラリアに住んでいたことがあり、そのころの記憶はほとんど無いのですが、「毎日が楽しくて日本に帰りたくなかった」ということを強烈に覚えていて、

海外に行けば刺激が沢山あり、やりたいことも見つかって、楽しい人生を送れる!と思ったからです。

結局、そんな勢い半分でいったオーストラリアでのワーホリでは自分は探しきれず、大学も1年残っていたので日本へ帰国しました。

学生生活にはもう飽き飽きしていたので、就職を選び社会人生活がスタートします。

社会人として働き始め数年後

働き始めて数年経ったころ、また「一度きりの人生でこのままだと後悔してしまうのでは?」と自問自答がはじまります。

そんな中、会社以外の人とつながりを持ちたいと思ってロッククライミングを始めていました。またクライミングで仲良くなった知人に登山も教えてもらい、すっかりアウトドアのアクティビティにハマっていました。

「好きなことを仕事に」という思いから退職を決意、「カナダに行ってアウトドア関連の仕事をする」というオーストラリアに行ったときよりもより具体的な目標を設定し、新たなチャレンジがスタートします。

さたつ
さたつ

カナダを選んだ理由は、

  1. 行ったことがない国に行ってみたかった
  2. アウトドアと自然が充実しているから

カレッジ留学からワーホリでカナダへ

具体的な目標ができてきたところで、次はどうやって仕事を見つけ、長くカナダに住めるかの検討が始まります。

その結果、次のような計画でカナダに向かうことにしました。

  1. 学生ビザで、アウトドアのコースがある専門学校に行き、専門スキルを身につける
  2. ワーホリにビザを切り替え、アウトドアガイドの仕事をできるだけ長くする
  3. ワーホリ終了後に就労ビザのサポートや移住につながるような会社を見つけカナダの拠点を作る

学生ビザ⇒ワーホリビザ⇒ワークビザ⇒永住権という流れですね。

専門学校はバンクーバーにある学校を選びました。理由はラフティング、カヤック、野外応急処置など色々なアウトドアアクティビティを専門的に学べるから。

順調に学校も卒業し、学生ビザからワーホリビザへの切り替えも完了、アウトドアガイドの仕事探しとカナダ移住に向け本格的に行動する時が来ました。が、計画が狂い始めます。

失敗と挫折

アウトドアガイドの仕事は季節性が強く、仕事が全然ない!

アウトドアガイドの需要があるのは夏シーズンの6-10月、冬シーズンの12月-2月。
ワーホリビザに切り替えたのが3月。その時期はガイド会社自体クローズしているところが多く、全く仕事が見つかりません。
1年間有効なワーホリビザの期間中、できるだけ長く働こうと思っていた計画が崩れていきます。

また、ワークビザをサポートしてもらえる会社を見つけたとしても、シーズン期間中しかビザを出してもらえないことも発覚。

ビザが無い期間はカナダには滞在できない。さらに季節限定の仕事だと、「永住権申請に有利になるカナダでの職歴」が考慮されません。

以上のことから、ワーホリ終了後にアウトドアガイドとしてカナダで働くには、2つの選択肢がある。

  1. 夏はアウトドアガイドとしてビザサポートしてもらいつつ、それ以外の季節は他の仕事をするor日本に一時帰国
  2. アウトドアガイドの仕事は一旦諦め、永住権が取れる仕事をする。永住権が取れたらアウトドアガイドの仕事をする。

それぞれのメリット・デメリットを整理すると、

メリットデメリット
夏アウトドアガイド、それ以外はカナダで他の仕事or一時帰国・好きなことを仕事にできる
・学校で学んだことを活かせる
・期間限定の他の仕事を探す必要がある
・季節ごとにビザの更新手続きが必要
・日本⇔カナダの渡航費がかかる
・永住権が取れるか未知数
アウトドアガイドを一旦諦め、
永住権を目指す
永住権をとるため、最大限の可能性があるプランニングが可能永住権が取れるまでは、アウトドアガイドの仕事はできない

悩みに悩み、選択したのは①。理由は、

カナダに来た当初の目的は好きなことを仕事にすること。
そのために学校にも行ったし、月日が立つと学んだことも忘れてしまう可能性があるから。

ひとまずワーホリの夏1シーズンはガイドをやって、終わったあとカナダに残るか、一時帰国するかはその時になってから決めようということにしました。

その結果、デメリットの負荷が多くモチーションが保てなくなり、カナダ移住自体も諦めてしまい日本に完全帰国しました。心の底では「カナダに残りたい」と思いながら…

日本に完全帰国も諦められなかった

日本帰国後は、好きなアウトドアに関連する仕事に就くことができました。また、就職後まもなくして結婚し家族が増えたりとライフステージにも変化がありました。

そんな中、収入・住環境・教育など考えていく中で「この生活をずっとやっていくのか」という自問自答がまた始まるわけです。気づくとカナダのことを調べている自分がいました。

年齢や家族を連れて行くという不安もありながら、「行くなら早いほうがいい、これが最後のチャンスだ」とカナダ移住を決意します。

2度目のカレッジ留学

これまでの失敗や経験のもと、「永住権の取得」を目標とし一番の可能性を探っていきました。その結果、今度はカレッジ留学→ポスグラ→就職→永住権取得という方法でカナダに行くことに。

さたつ
さたつ

ポスグラはPost Graduate Visaの略で、対象となるカレッジ(主に公立)を卒業したら取得できるビザのこと。
ポスグラでは職種や雇用主の限定なしで働くことができるよ。

ポスグラから永住権

カレッジでは勉強に必死に食らいつきながらも2年間のコースを順調に卒業、3年間のポスグラビザへの切り替えもスムーズにいきました。

つぎは仕事探しになるのですが、ここで大苦戦。就職率95%以上を売りにしている学校を卒業したので、仕事もすぐに見つかるだろうと考えていたのが甘かった…

卒業後、約1ヶ月半かかって見つけた仕事も、永住権申請に有利に働かないということが判明。働きながら就職活動は継続し、そこからまた1ヶ月半かかってようやく条件を満たす仕事が見つかりました。

さたつ
さたつ

カレッジ卒業後、3ヶ月かかって就職先が見つかりました

働き始めた直後にコロナが流行し、いつ解雇されるかビクビクしながらも働き始め1年が過ぎたころ、永住権申請の準備を始め、2022年3月に目標であった永住権を取得しました。

20代で初めてカナダに来て、気づけば40歳目前。初めてカナダに来て10年以上、移民を目標としてからちょうど4年かかりましたが、なんとかカナダ永住権という目標を達成できました。

カナダの魅力

ワーホリ期間も含めるとカナダでの生活は5年以上になります。カナダの魅力について、たくさんある中で自分なりの独自の視点で一点挙げるとするなら、

アウトドアを楽しむカルチャーが日常にある

ことだと思っています。 

仕事終わりに公園でピクニックをしたり、週末になるとキャンプに出かけたり、自然の中で過ごすことを日常的に当たり前のようにやっています。

職場の休憩時間に「3連休何する?」という話題になったときには、全員が「キャンプに行くよ!」ということもありました。

自然と共に生きるライフスタイルは、アウトドア派にはやりたいことがことが多すぎるし、インドア派でも「公園行かない?」「ハイキング行こうよ!」など外遊びのお誘いを受けることが沢山あるので、カナダの自然に魅了されるはずです。

ブログをつくった理由

わたしは失敗や足踏みをしながらも、なんとかカナダ移住を達成することができました。

このブログではそんな経験をもとに、

  • カナダ移住に興味がある
  • カナダ移住を目指している
  • 充実したカナダ生活を楽しみたい

そう思っている人をサポートできるような情報を発信しています。ご質問や何かお力になれるようなことがあればツイッターのDMから連絡お願いします。

一緒にカナダライフを楽しみましょう!